地球との調和

環境負荷の少ない製品づくり

近年、環境負荷に関連する要求はますます多様化し、使用する素材やリサイクル方法など、柔軟な対応が必要となっています。アルプス電気では特に、製品に含有する規制化学物質の使用削減、小型化による資源の有効活用、消費電力の削減による温暖化対応などを重視した考え方を製品アセスメントに取り入れています。新たな規制に対しても素早く対応できるよう、取り組みを進めています。



ライフサイクルアセスメントを導入したものづくり

製品設計

製品の部品調達、生産、輸送、使用など、すべてのライフサイクルステージにおいて環境負荷を考慮した製品設計を行うことは、製造業では欠かせない取り組みになっています。当社では、製品アセスメント(※1)の一つの手法として、2005年度から各ライフサイクルステージにおける環境負荷を洗い出し、評価項目を設定して総合的な視点で判断する「LCA(ライフサイクルアセスメント)」を導入しています。現在は評価対象をCO2排出量に限定して試行しながら、更に継続的に実施するための仕組みを検討しています。

(※1) 製品アセスメント:製品の開発段階で、その製品の環境負荷をあらかじめ評価し、その軽減措置を製品の中に作り込む手法。



グローバルでの製品含有化学物質の管理

近年、製品に含有される化学物質について、法規制やお客様からなど、社会的要請がますます厳しくなっています。

アルプス電気では、有害な化学物質を使用しない製品設計を進めています。更に材料・部品の調達から製品の組み立て加工・出荷までのプロセスでも有害な物質を排除するために、グローバルでの管理体制を導入しています。

サプライヤーから納入する部材については、化学物質含有情報を入手してデータベース管理を行っています。このデータベースは国内外の全拠点から閲覧でき、設計・受入検査・製造・出荷の各段階にて法規制への適合を確認し、お客様へのタイムリーな情報提供にも活用しています。

また、EUのRoHS指令(※1)の対象物質を2004 年度末までに全廃しました。次々と施行される関係法令や規制にも事前の対応を進め、お客様のご要望にお応えしています。

(※1) RoHS指令(Restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment):EU(欧州連合)においてコンピュータや通信機器、家電製品などでの有害な物質の使用を禁止した指令。対象となる物質は、鉛、六価クロム、水銀、カドミウム及び特定臭素系難燃剤(PBB、PBDE)の計6物質。



グリーン調達の推進

グリーン調達の推進

日本語、英語、中国語版を作成し、グローバルに展開

安全で環境に配慮した製品を供給するため、管理体制の整っているサプライヤーから有害物質を含まない原材料・部品を調達するグリーン調達を進めています。当社基準の「グリーン調達基準書」をサプライヤーに提示し、各社の環境への取り組みを評価する「環境企業評価」と、原材料・部品に当社指定禁止物質が含まれていないことを確認する「部材評価」を実施しています。
また、インターネットを使用した「アルプス・グリーン調達システム」をグローバルに展開し、「環境企業評価」と「部材評価」のデータを共有・活用しています。



地球にやさしい物流の促進

通い箱(トラックに積み込まれているグレーの箱)を活用

通い箱(トラックに積み込まれているグレーの箱)を活用

モーダルシフトで使用しているJRの鉄道コンテナ

モーダルシフトで使用しているJRの鉄道コンテナ

当社では物流における環境負荷を低減するため、アルプスグループの基幹会社であるアルプス物流と協力し、「地球にやさしい物流の促進」に貢献しています。
具体的な取り組みとしては、繰り返し利用可能な「通い箱」を利用したり、近距離輸送の荷崩れ防止用ラッピングフィルムを廃止するなどして、廃棄物の削減に力を入れています。また、梱包箱を標準化し、納入ルートを随時見直すことで輸送効率を向上し、ガソリンの消費削減にも取り組んでいます。他にも、輸送の際にJRの鉄道コンテナを活用する「モーダルシフト」を実施することで、トラック輸送を減らし、CO2排出量の大幅な削減を実現しています。更に、トラックを使用する場合でもエコドライブを促進するため、「エコドライブ10カ条」を作成し、作業時の基準として掲げています。



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