環境への取り組み

環境リスク対策

 アルプス電気グループでは、事故や災害による環境汚染リスクを抑制し、環境汚染を軽減するために、各種対策を行っています。
 ひとつは、関係設備の強化です。例えば、地下埋設配管の地上化や、配管の二重化、タンクローリー停車場所の防液堤設置、漏洩センサの設置などの対策を実施し、環境汚染の発生、拡大の防止を行っています。また、化学物質の使用状況を確認するパトロールの実施や、万が一の場合に備えて「緊急事態対応計画」を作成し、計画に基づく訓練を定期的に行っています。
 また、工場ごとの「環境リスクマップ」作成と定期的な更新を行っています。環境リスクマップとは、化学物質や廃棄物を保管、取扱う場所などを図面化したもので、事故が起こりやすい場所を可視化し、環境リスクの低減につなげています。

法令順守及び環境事故

 アルプス電気グループでは法基準より厳しい自主基準を設け、法規制の順守や事故の未然防止に努めています。
 2016年度は涌谷工場において青森県への産業廃棄物搬入事前協議数量を超える事案が発生しました。青森県に対策書提出することで、了解を得ています。今後は、こうした事案を発生させないよう、管理の徹底を図ります。なお、同年度における環境関連の事故、罰金、訴訟はありませんでした。

化学物質の適正使用・管理と排出抑制

 アルプス電気グループは、化学物質を使用し、社会のニーズに応える製品を生産・提供しています。しかし、化学物質の多くは、管理・使用方法を誤ると、環境や人体に対して悪影響を及ぼします。私たちは、環境への影響が大きい化学物質を極力使用せず、正しい管理の下で化学物質を使用することが、事業活動における重要課題であると認識しています。
 アルプス電気グループでは、企業の責務として法規制などに基づいて、「環境負荷物質管理基準」などの管理基準を作成。これにより製品に含有あるいは生産工程で使用する化学物質の保管・使用・排出を適正管理し、環境負荷の低減を図っています。

PRTR法対象物質調査結果(対象:アルプス電気)

単位:(t)

 

項目 取扱量 排出量 移動量
大気 水域 下水道 処理委託
'15 '16 '15 '16 '15 '16 '15 '16 '15 '16
2-アミノエタノール 2.3 3.4 0.0 0.0 0.0 0.0 2.3 3.4 0.0 0.0
エチルベンゼン 1.2 3.1 0.6 1.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.6 1.6
塩化第二鉄 15.8 23.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 14.2 20.7
キシレン 2.4 12.5 1.6 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 1.2
銀及びその水溶性化合物 4.7 5.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.3
無機シアン化合物 3.1 2.8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
ジメチルアセトアミド 2.1 3.7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.1 3.7
1, 2, 4 - トリメチル
ベンゼン
9.4 10.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
トルエン 21.0 22.6 14.3 16.0 0.0 0.0 0.0 0.0 6.6 6.6
ニッケル 6.4 7.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.8
ニッケル化合物 2.3 1.8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.1
ほう素化合物 0.7 1.8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.5
ペルオキソ 2硫酸の水溶性塩 30.7 31.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 27.3 31.6
メチルナフタレン 23.1 14.4 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

※:データの対象範囲は国内生産子会社を含む。
※:PRTR法:Pollutant Release and Transfer Register。環境への化学物質排出量を把握することで、事業者の自主的な化学物質管理を促すことを目的に1999年に制定。事業者は指定された化学物質の排出量の届出を行い、国が集計して公表する。