業績報告

  • 直近の財務諸表(連結)
  • 連結業績の見通し

電子部品事業

電子部品事業売上高(億円)棒グラフ

●車載市場・民生その他市場とも着実に拡大
 車載製品は、米国での自動車需要が緩やかになったものの、欧州や中国自動車メーカー向けを中心に全体で堅調に推移しました。モバイル市場向け製品は、スマートフォン自体の成長率は鈍化してきたものの、高機能化が進む中国や、北米の主要顧客を中心に昨年より増加し、ゲーム機向けも好調を持続しました。また、為替が円安に推移したこともあり、全体で前年同期比、増収増益となりました。

電子部品事業

車載市場

●クルマが自動運転に向け進化する中、車載製品は堅調に推移
 先進運転支援システム(ADAS)や自動運転機能を搭載した車が登場する中、コクピット周辺機器のインテリジェント化の動きも活発化しています。この中で、電子シフターなど各操作入力機器や、ADASや自動運転に必要なW-LAN、LTE等の通信用高周波製品及びセンサ等のデバイスなど、車載市場向け製品は全般にわたり堅調に推移しました。

民生その他市場

●カメラ用アクチュエータが好調、ハブティツク®はゲーム機向け需要に対応
 モバイル市場では、スマートフォンに搭載されるカメラ用アクチュエータが引き続き好調を維持しました。またゲーム機向けには振動デバイス、ハブティツク®が旺盛な需要に応え増産。IoT市場においては、子会社であるアルプスシステムインテグレーション(株)と共同でソリューション提案を積極的に行いました。

車載情報機器事業

車載情報機器事業

●市販品や自動車メーカー向け純正品の売上が伸長し、予想を上回る業績
 アルパイン(株)(東証一部)では、「第14次中期経営計画」を策定。グループ再編による構造改革を実施し、技術開発力や生産性の向上を図りました。また、ソフトウエア性能向上のため、(株)シーズ・ラボを子会社化しました。市販品や自動車メーカー向け純正品の売上が伸長し、為替が円安に推移したことから、予想を上回る業績となりました。

車載情報機器事業売上高(億円)棒グラフ

物流事業

物流事業売上高(億円)棒グラフ

●事業拡大に伴う各拠点の拡充
 (株)アルプス物流(東証二部)では、顧客開拓と取扱貨物量の拡大を図り、干葉県船橋市に倉庫を開設。埼玉県加須市で2018年5月竣工を目指し倉庫建設が着工しました。海外では、香港での事業拡大に伴う倉庫の拡張を行い、ベトナムで現地法人を設立。更に米国ダラスに営業事務所を開設しました。

物流事業

円グラフ

連結業績の概況

売上高 グラフ

営業利益・営業利益率 グラフ

親会社株主に帰属する当期純損益・1株当たり当期純損益 グラフ

自己資本比率 グラフ

配当金推移 グラフ

連結貸借対照表の概要(単位:億円)

連結貸借対照表の概要


ポイント


(1) 流動資産

 流動資産は、受取手形及び売掛金、たな卸資産の増加等により、前連結会計年度末と比べ383億円増加の4,180億円となりました。

 

(2) 固定資産

 固定資産は、建設仮勘定、機械装置及び運搬具の増加等により、前連結会計年度末と比べ258億円増加の2,490億円となりました。

 

(3) 負債合計

 流動負債は、短期借入金、支払手形及び買掛金の増加等により、前連結会計年度末と比べ283億円増加の2,164億円となりました。
 固定負債は、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末と比べ56億円増加の593億円となりました。



連結損益計算書の概要(単位:億円)

連結損益計算書の概要


連結キャッシュ・フローの概要(単位:億円)

連結キャッシュ・フローの概要


設備投資・減価償却費・研究開発費の推移(単位:億円)

設備投資

設備投資 グラフ

減価償却費

減価償却費 グラフ

研究開発費

研究開発費 グラフ

※内訳には連結消去を含んでおりません。

地域別売上高構成比

地域別売上高構成比


第85期(2017年度)連結業績の見通し2017年10月30日

 不安定な国際情勢の中、世界経済は、米国及び欧州ともに好調な企業業績や底堅い消費動向を背景に、今後も堅調さを維持することが見込まれます。中国でも、景気の減速は続くものの、財政政策によって比較的安定して推移しており、新興各国でも持ち直しが期待されています。日本経済は、雇用情勢や企業業績が改善する中で、今後も緩やかな回復基調が続く見通しです。
 このような経済環境のもと、当社グループでは、昨年度からスタートした第8次中期経営計画で、「持続的成長が可能な会社」を目指す電子部品事業を中心に、次期ビジネスの確固たる基盤確立に注力する車載情報機器事業、グローバルネットワークの拡充により拡大を目指す物流事業がそれぞれ力を発揮するとともに、2019年4月の持株会社体制による新事業体制に向け、業績向上、企業体質の強化を図っていきます。

電子部品事業

 電子部品事業では、「持続的な成長が可能な会社」を目指し、車載市場売上3,000億円、スマートフォンを含むモバイル市場売上2,000億円などを達成目標とした第8次中期経営計画の2年目を迎えます。車載市場では、モジュール製品での一層の収益改善を進めるとともに、センサなど各種デバイス製品の拡大を図ります。モバイル市場では、スマートフォンの高機能化による部品需要の拡大に対し、高品質な製品の確実な供給に努めるとともに、VRなど新たな市場向けも含めた新製品の開発に注力し、車載市場とモバイル市場での「収益の両輪化」を目指します。EHII市場向け事業は、固有技術を融合した特徴あるものづくりと他社との協業によりビジネススピードを加速させます。更に、インテリジェントカーやVR市場、IoTの拡大など、将来の電子部品の高度化や需要拡大に備えて、国内外での生産基盤の拡充も進めていきます。
 当事業の売上高は4,933億円(前期比12.7%増)、営業利益は528億円(前期比61.0%増)を予想しています。

 

車載情報機器事業

 車載情報機器事業では、2020年度に向けて策定した企業ビジョン「VISION2020」達成に向け、国内における技術開発子会社の吸収合併や製造子会社の統合などグループ再編による構造改革を実施し、より強固な事業基盤の構築を進めます。音響機器ビジネスでは、自動車メーカー向け純正品として高評価を得ているサウンドシステムの拡販に努めるとともに、燃費や環境に配慮した軽量・薄型スピーカーや、設置場所の自由度を向上させた軽量・小型の新製品レイアウトフリースピーカーの付加価値を訴求し、受注拡大を図ります。また、情報・通信機器ビジネスでは、新たな需要開拓を目指し欧米市販市場に投入した車種専用大画面ナビゲーションの拡販に注力し、好調な自動車販売が続く米国で引続きピックアップトラックやSUVにターゲットを絞ります。国内市販市場では、業界最大サイズの大画面ナビゲーションやリアモニターを搭載した、専用の車室内及び外観パーツをデザインしたカスタマイズカーによる売上拡大を目指します。
 当事業の売上高は2,519億円(前期比4.0%増)、営業利益は90億円(前期比60.0%増)を予想しています。

 

物流事業

物流事業では、主要顧客である電子部品業界において、自動車の電子化の進展や新興国における携帯機器などの需要拡大により今後も成長が予想されます。一方、製品や市場の変化に対応した適地生産や海外シフト、電子部品の価格競争に伴う合理化が進んでおり、顧客の物流改革ニーズはますます高度化かつ多様化しています。当事業では引き続き、主力の電子部品物流事業を中心に、成長・拡充エリアへの拠点・ネットワーク拡大と新市場の開拓を進めるなど、次の飛躍に向けた事業基盤の強化に取り組み、グローバルに業容の拡大を図っていきます。
 当事業の売上高は630億円(前期比3.0%増)、営業利益は52億円(前期比2.3%増)を予想しています。

 

その他セグメントを加えた、当社グループの連結業績見通しについては、以下のとおりと予想しています。


連結業績見通し

為替レートは、1米ドル=108円、1ユーロ=127円を想定しています。