ニュースリリースNews Releases

2009年12月16日

[製品情報]

世界最小クラス※1の防水タイプ圧力センサ

ピエゾ抵抗式防水タイプMEMS圧力センサ(絶対圧検知)「HSPPAシリーズ」を開発、量産を開始

「HSPPAシリーズ」拡大写真

閉じる

当社は、気圧や水圧の検知に用いる、世界最小クラスのピエゾ抵抗式防水タイプMEMS圧力センサ(絶対圧検知)「HSPPAシリーズ」を開発、本年12月より量産を開始いたしました。

圧力センサは、ブレーキやパワーステアリングの油圧検知、およびエンジン周りの燃焼コントロール用などの車載分野を中心に、医療機器や産業機器など、幅広い分野で使用されています。最近では、洗濯機などの民生機器分野にまでその用途は広がり、デジタルカメラや腕時計といった身近な小型デジタル機器への搭載も珍しくありません。

小型デジタル機器向けの圧力センサは、アウトドアやダイバー用腕時計での気圧・水圧測定、およびデジタルカメラやデジタルビデオカメラの水中撮影時の色補正や水深検知などに用いられています。

本製品は、当社が長年培ってきた薄膜プロセス技術、微細加工技術、パッケージ技術を用いることにより、ピエゾ抵抗式の防水タイプ圧力センサとして、世界最小クラス(直径3.95mm×高さ1.85mm)の小型・低背化を実現しています。

今回採用したピエゾ抵抗式は、外部からの圧力によってダイヤフラムがたわみ、ダイヤフラム上に形成したピエゾ抵抗素子がひずむことで生じる電気抵抗の変化を、電圧信号として読み取り、圧力を割り出すものです。この方式は、ダイヤフラムのたわみ量を直接、ピエゾ抵抗素子の電気抵抗変化として捉えるため、シンプルな素子構造が可能で、小型化に適しています。

防水性能実現のために、構造や使用する材料の最適化を行うことで、高い耐水性を確保し、かつ高感度な圧力検知性能を達成しています。

更に、特性のばらつきを少なくするため、エッチング条件の最適化による安定したキャビティ※2形成、外部応力の影響を抑えたSi-Si封止接合※3を行っています。

当社では防水タイプのほかに、通常タイプのMEMS圧力センサ(素子単品タイプ、アンプ搭載タイプ)をラインアップしています。

※1 2009年12月15日、当社調べによる。
※2 素子内部の空洞構造のこと。内部は真空に保持される。
※3 平滑なシリコン同士を接合する技術。強固な接続が特徴で真空封止も可能。

ページトップへ戻る

【主な特長】

●世界最小クラスのピエゾ抵抗式防水タイプMEMS圧力センサを開発、量産を開始

  1. ピエゾ抵抗素子の使用で小型・薄型化を実現。
  2. パッケージングの最適化で、ばらつきの低減を達成。
  3. シーリング加工で水深50mまで使用可能。

【主な用途】

携帯電話、腕時計、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなど

【販売計画】

量産開始 2009年12月
サンプル価格 2000円(税込)
月産 20万個(2010年12月予定)
開発 MMP事業本部 長岡工場(新潟県長岡市)
生産 MMP事業本部 長岡工場(新潟県長岡市)

 

【主な仕様】

製品名 HSCDシリーズ
外形サイズ
(直径×高さ)
3.95mm×1.85mm
圧力検知範囲 50 ~ 110kPA 50 ~ 200kPa 100 ~ 500kPa
使用温度範囲 -20 ~ 60℃
電源 定電流駆動 0.15mA
スパン電圧 16.5mV 19.5mV 20.8mV
出力電圧 12.0mV(110kPa時)9.6mV(101.3kPa時) 39.0mV(200kPa時)19.75mV(101.3kPa時) 4.0mV(100kPa時)24.8mV(500kPa時)
オフセット
温度特性
-2 ~ +3%FS
感度温度特性 -2 ~ +3%FS
ブリッジ抵抗 4 ~ 7kΩ

ページトップへ戻る