当社は、5Nの重作動力が特長の車載向けタクトスイッチ® 「SKPRシリーズ」を開発、本年3月よりサンプル出荷を開始いたします。
昨今では、ますます自動車を運転する際の快適性や安全性が図られ、ドライバーがインストルメントパネルまで手を伸ばすことなく、オーディオやエアコンなどの車内機器を操作できるよう、ステアリングホイールには多様なスイッチ類が搭載されるようになっています。こうしたスイッチ類は、かつては高級車への搭載が主流でしたが、最近は軽自動車への搭載も増え始めるなど、採用の車種は年々広がりつつあります。
ドライバーの手元との距離が近いこれらのスイッチには、運転の際に誤って手が触れてしまうことによる機器の誤動作を防ぐための配慮が必要となります。そのため、インストルメントパネルに配置されているスイッチに比べ、より確かなクリック感を感じさせる、重い作動力のスイッチが求められています。また、長期間に渡って高い頻度での使用が前提となるため、長寿命であることも重要な要素となっています。
本製品は、5Nの作動力と10万回の作動寿命を兼ね備えた車載向けタクトスイッチ® です。本製品開発にあたっては、新しい小型ラバースプリングを設計。品質工学、解析技術、3D‐CAD技術を駆使することにより、重作動力と長作動寿命の両立が実現しました。また、このラバースプリングは、車室内の静粛性と高級感を作り出すために求められる、小さな操作音と滑らかな押し心地も実現します。
なお、本製品は、銀接点を採用することにより、接触抵抗を100mΩに抑えています。これにより、本製品で操作する車載機器内の回路設計がしやすくなっています。
更に、ステアリングホイールはスイッチ搭載スペースが限られるため、小型化も求められています。当社独自の薄肉成型技術、精密プレス加工技術および自動組立技術を生かし、重作動力でありながら横7.5×縦7.8mmmm×高さ6.5mmの小型化を達成。搭載の際の省スペース化に貢献しています。


