環境への取り組み

気候変動への対応

 気候変動は、台風や洪水の発生による生産停止やサプライチェーンの分断など事業へ大きな影響を与えるだけではなく、穀物生産や感染症の拡大といった私たち一人ひとりの生活にも大きく影響を与えます。アルプス電気グループは事業所において消費エネルギーの削減、温室効果ガス排出の少ないエネルギーへの転換、再生可能エネルギーの利用などを進める一方で、電流センサなどの各種センサモジュール、高効率インダクタ等、グリーンデバイスの生産を通じて、気候変動への適応課題に取り組んでいます。

温室効果ガスの排出(CO2

 私たちは第8次環境保全中期行動計画において、生産および物流のエネルギー原単位改善による省エネにてCO2の削減を行っています。2017年度通期の状況は下記の通りです。

項目対象目標(2017年度)実績(2017年度)
事業所における地球温暖化対策 アルプスアルパイン及び電子部品事業の海外生産子会社、国内海外アルパイングループ、
アルプス物流(国内)
2020年度までエネルギー原単位改善率を年1%とする。
2012年度比で4.9%削減
原単位:
15.73kl/億円
改善率:21.5%
物流における地球温暖化対策 アルプスアルパイン(国内)、
アルプス物流(国内)
2018年度まで国内物流のエネルギー原単位改善率を年1%とする。
2015年度比で1.99%削減
原単位:
0.53kl/億円
改善率:13.4%

 上記の改善は、主に高効率機器(空気圧縮機、空調機、LED照明など)の導入と管理強化(空気圧縮機の配置最適化や配管系統の合理化、待機電力削減など)によるものでした。次年度以降はこれらを踏まえ、国内外の拠点への水平展開、エネルギー使用合理化対策の更なる掘り起しなどの施策を進めることで、引き続きCO2の削減を進めていきます。

省エネルギーの取り組み

 私たちは、地球温暖化対策の観点から省エネルギーへの取り組みを第8次環境保全中期計画の一つとして実施しています。この取り組みは、2012年度を基準年とし、エネルギー原単位換算で2020年まで年平均1%の削減を目標としています。
 この目標は、アルプスアルパイングループが、それぞれの事業形態に即した施策を計画・実施することによってグループ全体として達成することを目指しています。

エネルギー使用量(原油換算)の推移

*1 エネルギー使用量(原油換算):電気、燃料等のエネルギー使用量を原油量に換算したもの
*2 生産高原単位:エネルギー使用量を生産金額で除した値

エネルギー使用量(原油換算)
CO2排出量の推移

* 生産高原単位:CO2排出量を生産金額で除した値

CO2排出量

・取組事例1:高効率機器(ターボコンプレッサ)導入による省エネ

 角田工場(宮城県)では、高効率大容量のターボコンプレッサ(空気圧縮機)を導入しました。これまでは、比較的小容量(毎分13m3)で効率の低いコンプレッサ複数台を台数制御しながら運転していましたが、エア消費量の多い設備の近くに高効率大容量(毎分50m3)のターボコンプレッサを導入することで、年間 約400MWhの電力削減、236tのCO2削減につながりました。今後は 運転時の廃熱を空調利用することによる、更なる省エネを計画しています。

高効率機器(ターボコンプレッサ)導入による省エネ


 

・取組事例2:太陽光発電設備の導入

太陽光発電設備の導入

 寧波工場(中国)では、太陽光発電設備(1.2MW)を導入し、2017年11月より運転を開始しました。
これにより、寧波工場で使用する電力の約5%を再生可能エネルギーで賄うことができるようになりました。