業績見通し

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第86期(2018年度)連結業績の見通し2018年07月27日

 世界経済は、米国が保護主義的発言を強める中、本年7月に日欧EPA調印で自由貿易圏が誕生しました。中国の堅調さに加え、新興各国は伸びが期待されるなど、さまざまな局面の中、主要各国の経済は企業業績、個人消費を背景に概ね堅調さを維持することが予想されます。また、産業界ではIndustry4.0、Society5.0、車載CASE領域など、「第4次産業革命」といわれる大きな変化の渦中にあり、一部既存ビジネスはコモディティ化する中で新たな市場・ビジネスチャンスが生まれています。
 このような経済環境のもと、当社グループでは「持続的成長が可能な会社」を目指す電子部品事業を中心に、次期ビジネスの確固たる基盤確立に注力する車載情報機器事業、グローバルネットワークの拡充により拡大を目指す物流事業がそれぞれ力を発揮するとともに、2019年1月の事業持株会社による新事業体制に向け、企業価値の向上を図っていきます。

電子部品事業

 電子部品事業では、「持続的な成長が可能な会社」を目指した、第8次中期経営計画の最終年度を迎えます。車載市場では、モジュール製品での一層の収益改善を進めるとともに、モバイル市場においても、スマートフォン市場のコモディティ化に対して既存設備のフル活用による一層の収益向上に努めます。これら車載市場とモバイル市場での「収益の両輪化」を更に追求する一方、自動車業界での革新的なCASEでの製品開発により重点を置き、次期ビジネスの確保に向けた取り組みに拍車をかけます。EHII市場向け事業では、当社グループ一体となった提案活動の継続と他社との協業により、事業基盤の早期確立に努めます。また、国内外での生産体制の拡充、及び生産性の向上に向けた各種取り組みを進めて参ります。
 当事業の売上高は5,105億円(前期比0.7%減)、営業利益は470億円(前期比11.2%減)を予想しています。

 

車載情報機器事業

 車載情報機器事業では、自動車産業の新たなトレンドであるCASEに対応するため、当社とアルパイン(株)との経営統合計画を推進します。当社が有するセンシングデバイスや通信デバイス技術とアルパイン(株)のソフトウェア技術を融合し、ドライバーや同乗者に感動の移動空間と時間を提供するHMI(Human Machine Interface)の開発に取組み、車載情報システムのトータルソリューションを提供していきます。
 当事業の売上高は2,877億円(前期比7.5%増)、営業利益は130億円(前期比5.4%減)を予想しています。

 

物流事業

 物流事業では、主要顧客である電子部品業界において、自動車の電子化の進展や新興国における携帯機器などの需要拡大により今後も成長が予想されます。一方、製品や市場の変化に対応した適地生産や海外シフト、電子部品の価格競争に伴う合理化が進んでおり、顧客の物流改革ニーズはますます高度化かつ多様化しています。当事業では引き続き、主力の電子部品物流事業を中心に、新規・深耕拡販と事業体質の強化を進め、グローバルに業容の拡大を図っていきます。
 当事業の売上高は675億円(前期比4.4%増)、営業利益は51億円(前期比3.4%増)を予想しています。

 

その他セグメントを加えた、当社グループの連結業績見通しについては、以下のとおりと予想しています。


連結業績見通し

為替レートは、以下を想定しています。
第2四半期累計予想 1米ドル=108.04円、1ユーロ=130.53円
通期予想1米ドル=107.52円、1ユーロ=130.77円