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静音性と明瞭なクリック感を両立しつつ押し応えのあるフィーリングを実現
車載用タクトスイッチ®「SKSUシリーズ」のバラエティを拡充
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2019年07月24日
アルプスアルパイン株式会社(TOKYO:6770、社長:栗山 年弘、本社:東京(以下、アルプスアルパイン)は、車載向けに適した小型ミドルストロークタイプのタクトスイッチ®「SKSUシリーズ」へ0.9mmストロークタイプを追加、本年7月より量産を開始します。
自動車市場における入力系スイッチは、欧州プレミアムカーを中心に車室内の操作フィーリングを統一する動きが強まっています。一方、自動車メーカー各社では、ブランドイメージ確立に向けたカスタムフィーリングへの要求が高まり、車載用スイッチはよりユニークかつ多様なバラエティを取り揃える必要がでてきました。
アルプスアルパインでは、現在、主な車載用タクトスイッチ®として約27種類の製品を開発・製造してきましたが、これらのメーカーニーズへ対応すべく「SKSUシリーズ」へ、ミドルストロークタイプの製品のなかでは比較的長い0.9mmストロークタイプの「SKSUBCE010」を新たに開発・追加しました。独自のラバーとメタルを組み合わせた接点方式ならではの静音かつ明確なクリック感を保持しつつ、より押し応えのある感触を実現したことで、操作の実感性を高めるとともに高級感のある操作フィーリングへの要求に対応。更に従来より車載用タクトスイッチ®として好評を得ているプリストローク領域を設けているため、製品搭載時のラトルノイズ※発生を防止するにも貢献します。
尚、本「SKSUシリーズ」は、既存の「SKTQシリーズ」と取り付けコンパチタイプであるため、既存製品をご採用いただいているお客様においては基板設計を変更することなく、車種ブランドにあわせた最適な操作フィーリングを選択することが可能となります。
アルプスアルパインは、今後も多彩なフィーリングバラエティの拡充を通して、市場・顧客ニーズへ対応するとともに、より快適なユーザーエクスペリエンスに貢献していきます。
<車種ブランドにあわせて多様な操作フィーリングを選択可能>
※ラトルノイズ:製品に対して振動が加わった際に部材同士が接触し発生する異音
【主な特長】
静音性と明瞭なクリックを両立しつつ、押し応えのあるフィーリングを実現
- 小型でありながら、押し応えのある0.9mmのミドルストロークタイプ
- プリストローク設計採用によりラトルノイズ防止に貢献
- 基板設計を変更することなく、従来品「SKTQシリーズ」からの置き換えが可能
- IP67相当の防塵・防水性能
【主な用途】
ステアリングスイッチ
センターコンソールパネル(HVAC 等)
カーオーディオ、ナビゲーション 等
【販売計画】
量産開始 | 2019年7月 |
サンプル価格 | 60円 |
月産 | 200万個(2020年12月) |
開発 | 技術本部 古川開発センター(宮城県大崎市) |
生産 | 生産本部 角田工場(宮城県角田市) |
【主な仕様】
製品名 | SKSUBCE010 | SKSUAAE010(参考) |
外形サイズ(H×W×L) | 5.3mm×5.4mm×4.34mm | 5.3mm×5.4mm×3.85mm |
作動力 | 3N | 3.5N |
移動量 | 0.9mm | 0.7mm |
動作寿命 | 250,000回 | |
最大定格 | 16VDC 50mA |