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環境センサビジネスの更なる拡大に向け

Sensirion社と戦略的パートナーシップを締結

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2020年05月07日

 アルプスアルパイン株式会社(TOKYO 6770、代表取締役社長執行役員:栗山 年弘、本社:東京、以下「アルプスアルパイン」)は、デジタルマイクロセンサとセンサシステムを手掛ける大手電子部品メーカーであるSensirion Holding AG(CEO:Marc von Waldkirch氏、本社:スイス シュテファ、以下「Sensirion社」)と、本年4月に環境センサビジネスの更なる拡大に向け、戦略的パートナーシップを締結しました。

 全世界規模でSDGsやESGに注目が集まるなか、地球温暖化対策の一つして温湿度やCO2・PM2.5などの環境センシング、及びセンシングデータに基づく効率・効果的な各種装置・機器の稼働管理はその重要さを増しつつあります。

 この様ななか、アルプスアルパインは、さまざまな環境センサデバイスを手掛け特に高性能温湿度センサの開発・製造に強みを持ち、独自のCMOSens®テクノロジー※1による総合センシングソリューションを実現しているSensirion社と戦略的パートナーシップを締結しました。これにより、Sensirion社の技術とアルプスアルパインのデータ通信技術やソフトウエア・システム開発を含めたモジュール化技術を組み合わせることで、白物家電や車載市場、産業機器へ業界トップクラスの温湿度センサモジュールの提供が可能となります。

 また、将来的には揮発性有機化合物(VOC)や二酸化炭素(CO2)、PM2.5などの微粒子物質センサなど幅広い環境センサの提供も可能となるため、セットメーカーの課題を解決するとともに、環境保全へ貢献することが可能となります。

 アルプスアルパインは、本パートナーシップ締結を通して、ITC101※2達成に向けた事業強化を図るとともに、人と地球に喜ばれる新たな価値を創造し続けてまいります。

※1 センサエレメント、ロジック、キャリブレーションデータ、デジタルインターフェースをインテグレートしワンチップ化する技術
※2 ITC101:Innovative T-shaped Company with 10% operating income margin and 1 trillion yen sales(革新的T型企業、連結で営業利益率10%・売上高1兆円の中長期達成目標)

【Sensirion社について】
会社名 Sensirion Holding AG 企業No:0SE5 (London)
住所 Laubisrütistrasse 50 8712 Stäfa Switzerland
代表者 Marc von Waldkirch(CEO)
概要 スイスのシュテファに本社を置くSensirion社は、デジタルマイクロセンサとシステムで世界をリードする製造メーカーです。ガスや液体フローセンサ、微差圧センサ、更に温度、湿度、VOC(揮発性有機化合物)、CO2(二酸化炭素)やPM2.5(粒子状物質)などの環境センサーまで広範囲に渡っています。米国、ヨーロッパ、中国、台湾、日本、韓国に設置しているグローバルネットワークは、世界中のさまざまなお客様へ向けてセンサシステムソリューションを提供。また、独自のCMOSens®テクノロジー(特許取得済)を応用することで、センサ素子、ASIC、キャリブレーションデータ、デジタルインターフェースをワンパーケージで提供可能です。Sensirion社の革新的なセンサソリューションは、さまざまな用途の中で特に要望の厳しい車載製品や医療機器に多数採用されており、技術革新をコアコンピタンスとしているSensirion社の技術は、厳しい用途向けの新しいセンサソリューションを実現していきます。
尚、Sensirion社は信頼できるサプライヤとしてISO/TS16949を取得しています。詳しくは、https://www.sensirion.com/jp/をご覧ください。