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「ビッグX」の機能を継承しつつアプリとして最適化。将来はデータ活用も視野に
ナビアプリ「ALPINE SmartX」を開発、BtoB向けに販売開始
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2020年09月30日
アルプスアルパイン株式会社(TOKYO:6770、社長:栗山 年弘、本社:東京 以下「アルプスアルパイン」)は、スマートフォンやタブレットなど携帯端末にて利用できるナビゲーションアプリ「ALPINE SmartX」を開発。車載音響機器の市販品販売を担うグループ会社、アルパインマーケティング株式会社(以下「アルパインマーケティング」)と連携して、交通事業者・中古車流通・物流MaaS事業者向けに10月より販売を開始します。
昨今では、携帯端末向け地図アプリの高機能・高精度化が進み、運転時にナビゲーション機能として利用するドライバーが増加傾向にあります。一方で、既存の地図アプリでは右左折のタイミング分かりづらい、提案されたルートでは道幅が狭く危険など、従来のカーナビゲーションと比較するとまだまだ性能が足りず、特にタクシーや物流など商用利用においては多くの課題を抱えています。
この度、アルプスアルパインが新たに開発したナビゲーションアプリ「ALPINE SmartX」は、通常の地図アプリ機能はもちろん、自動車運転時の利用に特化した、駐車場検索・空車情報の確認、100mスケールでの一方通行表示のほか、ナビゲーションアプリとしては業界初(当社調べ)となる右左折のタイミングを距離ではなく信号機の数で伝えるカウントダウンガイダンスなどの多彩な機能を搭載。市販ナビ顧客満足度8年連続NO.1※1の大画面カーナビゲーション「ビッグX」シリーズでお客様よりご好評を頂いている各種機能、及び画面の見やすさや快適な操作感といったUI(User Interface)を余すところなく継承しています。また、長年の車載カーナビゲーション開発で培ってきた独自アルゴリズムにより、正確な自車位置測位や目的地までの快適な道のりを設定するルート品位の向上を実現しています。
さらに、アプリである強みを生かして、2ヵ月に1度の頻度で地図データを自動で全更新。更新項目も多岐にわたり、道路関連のみならず、周辺施設やその詳細についても最新の情報をご覧いただけます。
また、アルパインマーケティングから既に提供されている各種スマートフォンアプリと位置情報を連携させることができるほか、お客様ごとの最適な通信仕様や専用デバイス開発、連携するWebページ制作など、交通事業者・中古車流通・物流MaaS事業者の移動にまつわるさまざまなサービスをワンパッケージ化したソリューション提供が可能。ナビゲーションデータのサーバーにはAPI※2を実装しており、他社サービスとの連携を意識した拡張性も備えます。お客様のサービス構築負荷を低減するとともに、新たな価値の創造に貢献します。
今後は、B to B向けのみならず個人/家族向けへの展開や、これまでの車載カーナビゲーションでは収集できなかった、お客様の降車後の行動に関する情報も含め、本アプリの利用により蓄積したデータ活用を検討。お客様のモビリティライフを豊かにするとともに、MaaS時代における安心・安全・快適な新サービスの開発を目指します。
※1 株式会社 J.D. パワー ジャパンによる「2019 年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査SM<市販ナビカテゴリー>」調査結果
※2 Application Programming Interfaceの略。自己のソフトウェアを一部公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにしたもの。
【主な特長】
- 人気車載カーナビゲーション「ビッグX」シリーズの機能を余すところなく継承
- 車載カーナビゲーション開発で培った独自アルゴリズムによる正確な自車位置測位と高いルート品位
- 2ヵ月に1度の地図データ自動全更新
【主な用途】
中古車流通、タクシー/カーシェアなどの交通事業者、個別宅配事業などの物流MaaS業者ほか、個人/家族向けのナビゲーション
ログデータ収集とそのビッグデータ活用によるソリューション提供
【販売計画】
販売開始 | 2020年10月より順次販売 |
開発 | 技術本部 本社(東京都大田区) |
【主な仕様】
連携アプリ | アルパインマーケティングの他アプリ 「おでかけコンシェル」や「おむかえアシスト」と位置情報連携可能 |
セキュリティ | 個人情報取り扱い(Data Lakeに個人情報を全て保管、高レベルセキュリティを担保) |
可用性 | 99%(システム堅牢性の指標) |
稼働時間 | 常時サービス (24h) |
応答保証時間 | 5000ms |